サイバー防犯ボランティア研究会について

OUR MISSION

特別授業を通じて、
インターネットを安心安全に。

サイバー防犯ボランティア研究会には、警察庁から出向している教授を中心として現在30名程度の学部生が所属しています。所属する学生のバックグラウンドは十人十色。そんなゼミ生が日々、インターネットやスマートフォンを起因とした犯罪や事件の研究に取り組みんでいます。ゼミ活動の中で各々の研究成果に対して議論をして、そこで得られた知見を各学校で行うワークショップに還元しています。「インターネットを安心安全に」そんな思いを学生・教授共に志し、私たちは活動しています。

研究会紹介動画

(導入・授業実施までの流れ・授業の流れ・授業内容の例)

主な活動

Research 01.通常ゼミ活動

毎週木曜日3限に通常の活動を行い、次回のワークショップの打ち合わせを中心に、インターネットやスマートフォンを起因とした犯罪や事件の研究にも取り組んでいます。

Research 02.ワークショップ

私たちは毎学期5~8回ほど各学校に出向き、ケース・スタディ式のネットリテラシー特別授業を実施しています。

Research 03.その他の外部活動

専門的な知識に磨きをかけるべく、イベント、座談会、養成講座など数々の外部活動にも率先して参加しています。

Research 04.卒業プロジェクト

小・中・高校生でのワークショップで得たことやサイバー防犯関連で興味関心があるテーマを個人で論文形式で作成します。

Ishikawa Mitsuyasu石川 光泰
慶應義塾大学総合政策学部准教授(専門:社会安全政策)

東京大学法学部卒業後、2004年に警察庁入庁

警視庁と青森県警察で、第一線の現場警察実務を経験

警察庁では、刑事局での勤務が中心。特殊詐欺対策や暴力団対策のほか、様々な分野の政策実務を経験。

大学では、現役の大学生が、子供たちにネットリテラシーを教える「サイバー防犯ボランティア研究会」などを主宰。

教育ボランティア活動を全国に広げる活動を行う傍ら、「ネットやSNSに潜む危険から子どもを守るには、保護者様の理解が必須である」という考えの下、保護者向けの講演会も実施している。

ネットリテラシーを強化していきたい

インターネットでは多数の問題事例が起きています。SNS上で心無い発言をされたりいじめを受けて心に傷が残る。軽い気持ちの「つぶやき」が思わぬところで深く人を傷つけてしまったり、いたずら画像がいつの間にか拡散し名前や住所まで調べられてネット上で晒される。交際相手から画像を求められそれがネット上で広がってしまう。皆さんの中にも、そのような事例を体験したり身近で見聞きした方がいるかもしれません。

今の小中高生は、スマートフォン等の普及により、簡単かつ日常的にインターネットにアクセスできるようになっていますが、児童生徒がトラブルに巻き込まれる事例も多数発生しています。小中高生が被害者になるだけではなく、簡単に加害者になってしまう場合もあります。今まさに、小中高生はインターネットの安全な使い方についての情報を必要としていますが、保護者や学校が必ずしも対応できていません。

我々は、「デジタルネイティブ」の小中高生を対象として、彼らに近い知識・感覚を持つ大学生が、インターネットの安全性についてのワークショップを行うというユニークな活動を行っています。我々の活動が少しでも皆さんのお役に立つことを願っています。

石川 光泰